平成24年度 第1回中村地区福祉関係機関・団体(教育機関を含む)との連絡会

開催日時:平成25227日(水)午後500分~700

開催場所:中村地域ケアプラザ多目的ホール

 

【出席者】(順不動敬称略)

横浜市立平楽中学校           山 義明校長

横浜市立石川小学校           石渡 元 校長

横浜市立中村小学校           中川和幸校長

横浜市立中村特別支援学校        佐塚丈彦校長

横浜市立しろばら保育園        松田優子園長

更生施設横浜市中央浩生館        上田一広施設長

地域活動ホームどんとこい・みなみ    中根幹夫所長

母子生活支援施設カサ・デ・サンタマリア 宮下慧子施設長

在日外国人教育生活相談センター 信愛塾 竹川真理子センター長

市民利用施設 中村地区センター     須藤 孝館長

特別養護老人ホームリバーサイドフェニックス    横田 慶 相談調整係

救護施設清明の郷            有賀 誠 氏

 

中村地区社会福祉協議会   中上 光江 副会長  千原幹男 副会長

中村地区社会福祉協議会   黒部 一允 事務局長 杉浦泰三 事務局会計

中村地区社会福祉協議会   羽柴 悌二 事務局員 小川正治 事務局員

中村地区社会福祉協議会   和田 昭広 事務局員 井口政子 事務局員

中村地区民生児童委員協議会 杉山 潤子 主任児童委員 庭野浩美 主任児童委員

 

南区福祉保健課運営企画係  中野 茂 担当職員

南区社会福祉協議会     村野 志満雄 事務局長 山田 綾香 事務局員

中村地域ケアプラザ     山村良一 所長

              神谷 由美子 地域活動交流コーディネーター

 

                                以上27

1、開会挨拶

  

中村地区社会福祉協議会

黒部 一允 事務局長から開会の挨拶

 

 一昨年の311日の震災発生のため、

延期になってしまった連絡会を本日、開催

することができて感謝しています。

 地域の皆さんと、施設の皆さんの、顔の

見える関係作りのお手伝いができるように

すすめていきたいと考えています。

 

2、参加者自己紹介 (災害対応に関する情報のコメント)

 ・平楽中学校

   高校へ進学すると通学範囲が広がってしまう。地域に住まう本校の生徒たちは災害時には、

  救済活動を行うマンパワーとなって活動できるように指導していきたい。本年は3年生を

  対象に救命講習とAEDの使い方講習を行いました。

 ・中村小学校

   併設している中村特別支援学校と今年1月7日から玄関を改修して両校共有の玄関に

  なりました。2月3日に、地域防災拠点としての訓練を対象地域の皆さんと協働で行いました。

  来年度小学校と特別支援学校の改修工事を行い、スロープ設置工事を予定しています。

 ・石川小学校

   3月3日に、地域防災拠点としての訓練を行うため地域との打合せを行っている。拠点と

  なっているが学校職員が在校しているとは限らないので地域の人たちの協力が必要である。

  親からの支援で水とビスケットを備蓄している。学区が中区と南区にまたがっているために

  通学している児童の避難する拠点が本校のほか元街小学校、平楽中学校に分散してしまう

  ことが気がかりです。

 ・中村特別支援学校

   小学部、中学部、高等部あわせ65名の、肢体不自由の子どもたちが通学している。

  車椅子には、4箇所赤いシールを添付してあるので、そのシールを目印に持ち上げて避難

  できるようにしています。常に医療的なケアが必要な子どもたちなので、緊急時に派遣される

  医師で十分な対応できるかどうかの不安があります。

 ・しろばら保育園

   改修工事中はご協力いただき感謝しています。来年度は受入枠の拡大を予定しています。

  中村公園愛護会の協力で公園に花を植えている。また、保育園応援隊として、ハモニカ、茶道、

  三味線演奏などで来園していただいている。一昨年の震災後は毎月、避難訓練を行っている。

  さらに備蓄品も上層階へ移し、隣接する建物の上階へ避難する訓練も行っています。

 ・中村地区センター

   開所8年目で、平成23年度は約91,200名の

  利用者を迎えることができ、感謝しています。

  部屋利用について地域福祉活動は利用料金減免

  もあるので相談して下さい。災害時には、屋上

  に避難する体制になっています。また、在宅

  要援護者の特別避難場所に指定されているので、

  南区役所連携して対応していきます。

 

 ・どんとこい☆みなみ

   障がい者地域活動ホームとして、平成16年に開所して9年目を迎えました。障がい者の

  個別支援事業、デイサ-ビス事業を中心に事業を展開しています。地域の皆様には、パン

  工房や喫茶店をご利用いただき感謝しています。地域に貢献できるように中村公園の清掃や

  ペットボトルキャップの回収も行っています。防災については、マンホールトイレの設置を

  行いました。災害時には在宅要援護者の特別避難場所として、南区役所連携して対応して

  いきます。

 ・カササンタマリア

   現在23世帯の母子が生活しています。キッズフラダンスの披露で地域とのつながりを

  もてて感謝しています。施設では『津波てんでんこ』の考え方で、災害時が起きたら「自分

  と子どもは自分が守る」を基本に伝えています。母の会では、各世帯で備蓄品を備えるよう

  に伝えています。地域交流スペースでは15人程度の受け入れが可能で備蓄品があります。

  地域の町内会と合同で避難訓練を行いたいと思います。高台なのでトイレの問題も抱えて

  いるので修道院では雨水を溜めたりして施設なりの対策をとっています。

 ・信愛塾

   現在30名位の子どもたちの教育支援活動を行っています。一昨年の震災では地震と

  原発の影響で心神障害からパニック状態になる外国人も見られたため、個別に何回も家庭

  訪問して不安解消に努めるとともに、国ごとのコミュニティリーダーに正確な情報を伝え

  ました。また避難場所での多言語発信ができるように働きかけを行いました。日本人は被災

  して大変な状況でもルールを守る国民といったよい印象から、避難場所で外国人を特別視

  してしまう排他的な性格等いろいろな側面を見ることができたと思います。「人権には国境が

  ない」ことをルールとして伝えていけるように活動を続けています。

 ・リバーサードフェニックス

   昨年4月に開所した、入所定員90名、ショートステイ受入定員10名の特別養護老人

  ホームです。4階建で津波対策として電気室を3階に設置しています。防災に関しては、

  中村町5丁目町内会と協定をしてこれからすすめていきたいと考えています。

 

 

 ・清明の郷

   生活保護を受けている障害者、高齢者が190名、入所中の救護施設です。災害時の一次

  避難所なので6世帯、30名の要援護者とその家族を受け入れる準備があります。想定外の

  状況においては施設の2階、3階のスペースを開放することも考えています。避難訓練を

  年2回実施しています。そのうちの1回は中村町5丁目町内会と協力して行っています。

 

 ・中央浩生館

   日本全国で18箇所しかない生活保護法に基づく救護施設です。現在、入所者が70名、

  通所利用者が20名です。法人全体で宮城県へ職員を派遣してきているが、現在もまだ復興

  は程遠いと感じます。自分も現地に言ってみて、災害マニュアルが実際の災害に対して、

  どこまで有用か考えさせられました。中央浩生館へも災害時には、地域住民が避難してくる

  ことを想定しているが、その場合トイレの問題が大きい。現地を見て、簡易トイレでは処理

  しきれない現状を聞き、マンホールトイレの設置が必要だと感じました。

 ・中村地域ケアプラザ

   地域の福祉保健活動の拠点であり、支援を必要とする人たちの特別避難所となっています。

  災害時の避難者用の備蓄品もあるが、職員用の備蓄品もあります。夕方5時半以降は職員数が

  減り、夜間帯は不在となるため時間帯によっては災害時の緊急対応が難しくなります。

  時間帯に合わせた対策も一緒に考えていきたいと思います。

 ・南区社会福祉協議会

   社会福祉協議会は大規模災害時にはボランティアセンターになります。

   南区内では地域と障害施設が共同避難訓練を行っている地区があります。寿東部地区社協

  では南吉田小学校を会場に外国人対象に避難訓練をおこない57名の方が参加しています。

 南区福祉保健課

   現在の南区役所は築後40年近く経過したことによる老朽化で耐震性能が低くなっている

  ため、南区役所が災害対策本部として使用できない場合は、南大田にある横浜市立横浜商業

  高校(Y校)を本部とすることになっています。

 小川 正治 中村地区社会福祉協議会事務局員

   以前町内会長を務めていて、現在は青少年

   指導委員を引受けている。大量調理の炊き出し

  等もできるので災害時には協力します。

 庭野 浩美 中村地区主任児童委員

   主任児童委員を務めています。住まいのある

   平楽は細い道が入り組んでいてわかりにくい

 地域です。周辺の道を良く知っているので災害

  マップ等を作るときには聞いてください。

 ・杉山 潤子 中村地区主任児童委員

   主任児童委員を務めています。

    地域の赤ちゃん訪問を行っています。

 ・井口 政子 中村地区社会福祉協議会事務局員

   中村地区社協の広報紙を担当しています。

    地域の独居老人世帯、老人夫婦世帯の見守り支援を行っています。

 ・羽柴 悌二 中村地区社会福祉協議会事務局員

   自分の住まいの防災拠点、平楽中学校は地域の医療拠点にもなっている。

    震災後行政もマニュアルの見直しをしているようだが、実際の場では自らの意識と準備が

    必要だろう。中村地区全体の連携を強める連絡会を地区懇談会の課題に取り上げている。

    避難訓練は実情にあったものを実施したいと考えている。

 和田 昭広 事務局員

   平楽に住んでいます。中村地区社協の事務局員をやっています。

 ・杉浦 泰三 中村地区社会福祉協議会事務局会計

   中村地区社協事業なかむらアカデミアでは3月にモデル事業として講師を招いて、中村町

  5丁目のまち歩きを実施する予定です。災害時の避難経路も探ってみたいと思います。

 ・中上 光江 中村地区社会福祉協議会副会長

   施設連絡会に初めて参加し中村地区内に多くの施設がありそれぞれの役割を知ることが

  出来て大変勉強になった。このような機会を通じて顔見知りとなり、より良い協力体制を

  築いていきたいと思う。

 千原 幹男 中村地区社会福祉協議会副会長

   石川小学校を防災拠点とする地区の委員長をしています。近日中に、石川小学校で地域

  防災拠点の訓練を実施する予定である。事前に状況を想定せずに行ってみようと考えている。

  訓練の基本は、まずは安全なところに避難するということだと思う。

 

                                       以上